『ユートピア』
この前読み終えた、小説の感想。
作家さんは大好きな湊さん。
これもまた、家族が3つほど出てくる。
この繋がりが面白いのはさすがだなって。
車椅子生活している女の子と、仲良くなったちょっと年上の女の子。
この2人が、想像以上に物語の要で読み終えていくラストスパートで手が止まらない(笑)
…え、…ええ!?
ってなりながら読んでいく、あの高揚感は最高ですね。
女の子たちにすごい共感してしまった。
言ってしまうことで起きることが容易に想像できてしまう場合、言いたくないんだよね。
でも、言わなきゃいけないことだったり、言わないことで自分が出せなくなったり。
でも、自分を出すことよりも周りを気にする。
結局は自分が決めたことなんだよね。
すごい分かる。
やりきれない気持ち。
どこにぶつければいいのか、分からなくなったり。
どうすることが正解なのかとか。
いろいろ考えさせてもらいました。
ただ、私は女の子たちみたいな小学生じゃあないので、
一歩、踏み出しましたよ。(何の話)
では、次の小説は、
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』
です。
遅くなってしまったけどようやく購入。
楽しみだ。
では。