迷宮入り

職場では仕事のことだけで悩んでいたい。

人間関係ってのは、どうしてこうも身体を疲弊させるのか。

そんなことを考えながらベッドに座り込んで宛もない思いを宙に浮かせている。

 

そんな私に追い打ちをかけるように視界の隅では片足を失った奴が這いずり回っている。

奴を目で追いながら、捕えられる瞬間を見守る。

 

いっそのこと男になりたい、一週間を一瞬で終えたい、ここにいた私の存在を消したい、

そこまで考えて、頭をふりふりする。

考えすぎだ。

いや、そう思いたいだけなのかもしれない。

 

どうしてこんなことに時間を費やしているのかと馬鹿馬鹿しくさえなってくる。冷静になればなるほど、過剰に考えすぎだという思いと、うまくかわして断りなさいっていう思いが交錯する。

 

プツッ

と、頭の中の考える脳が停止する。

流れに任せろ、考えたってしょうがない。

もうきっと会うことはなくなるんだから。

 

前は人を信じすぎて裏切られたから、今回が慎重になっているだけなのかもしれない。

後腐れなくここを去りたい。

人を信じることは私にとっては容易いことで、裏切られることは私にとっては心外なのだ。

人を信じすぎちゃいけないって理由でもなくて、ただ人を見極めればいいことの話だ。

 

私は見極める能力が欠落しているのか。

 

疑心暗鬼になってしまっているのか。

 

いっそのこと明日去りたい。

職場に行けば顔を合わせる。

 

見極めきれてない人が2人いるからタチが悪い。

あぁ、私のこのアホらしい悩みは次の職場でも起こるのだろうか。

 

そう考えただけで憂鬱だ。

だから考えないで楽に生きる。

 

事が起きてからが事件だ。

 

 

真実は、いつもひとーつ!